防府天満宮の本殿の左隣に、別当寺である観音堂があった。神仏混淆時代には、寺と神社が一体となって祀られた。この観音堂は防府天満宮の奥の院として機能していたという。
案内板によれば天神の本地は観音菩薩とのこと。
神仏分離によって寺と神社は分離されたが、ここでは昔のイメージのまま境内にお寺が残っているのである。
本堂の観音堂の近影を撮り忘れた! 肩の脱臼の痛みがひどく、集中力が欠けてしまった。
本堂の左側には地蔵堂。
中には素朴な石地蔵がいた。
本堂の右側には大師堂。
大師堂の裏には庫裏、というか、小屋。
境内の右のほうに小さな三重塔があった。
ミニチュア三重塔としてはまずまず立派な物件。基壇がおかしな形をしているのが惜しまれる。
別の角度からみたところ。
三重塔の裏には神輿庫。
う~ん、これは観音堂の付属物じゃなく、天満宮の付属物だな。
三重塔の東側には参集殿があった。
参集殿とは信徒の集まりなどで使われる建物である。これも天満宮の付属物であろう。
(2003年09月06日訪問)