光明寺

朱塗りの釘貫門が目立つ。日本三大不動のひとつという。

(島根県出雲市馬木町)

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光明寺。二つ名を、馬木(まき)不動尊ともいう。宗派は日蓮宗。

成田市の新勝寺、東京の目黒不動とこの馬木不動尊で日本三大不動尊とされるというので、どんな寺かと思って立ち寄ってみた。

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山門は大きな朱塗りの釘貫門。

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山門をくぐるとすぐに香炉がある。

きのう見た雲樹寺にもこんな感じの香炉があった。こちらの地方の特徴なんだろうか。

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正面には本堂。

「どうぞ堂内に入り御参拝下さい」という立て札がある。こういう腰の低い寺は好きだなあ。

寺によっては、あれをするな、これをするなというような看板をわざわざ立てているところもあるくらいなのだ。

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本堂の左側には庫裏。

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本堂の右側には水掛け不動堂がある。

そのさらに後にわずかに見えているのは不動堂。

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水掛け不動はイイ感じに苔むして、脇侍の矜羯羅(こんがら)童子、制多迦(せいたか)童子も揃っている。

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水掛け不動から短い石段を登ったところに不動堂がある。正面4間、奥行き6間の入母屋屋根の大きな堂だ。普通であればこれで本堂を張れるくらいの立派な堂。

こちらにも、中に入って御参拝くださいと書かれている。

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不動堂の前には宝珠が宝剣の形になった石灯籠が並んでいた。

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不動堂の前には香炉堂があった。

日本三大不動というにはちょっと名前負けしてしまった寺だが、境内はよく整えられていて気持ちのよい寺だった。

堂内も御参拝くださいとわざわざ書いてくれる寺は貴重だ。

(2005年09月02日訪問)