「あした、カレン州祭りがあるから衣装を買いに行こうよ」
現地スタッフに誘われて、郊外のブティックに来ていた。場所は以前に紹介したかき氷の露店の、道をはさんで反対側。名前はチンスゥドゥブティック。
以前は市街にあった店が郊外に移転したようだ。
扱っているのはカレン民族の衣裳が中心。
基本的に、貫頭衣と筒状のスカートである。
日本の女の子がお祭りに浴衣を着ていきたいのと同じようなノリで、こちらではこの貫頭衣を着ていきたいのだ。
こちらはセパレートタイプ。
こちらはワンピースタイプ。
原色で派手派手な衣装しかないけれど、熱帯の国ではコレが普通。少なくともお祭りに行くのにはこのくらいでちょうどよい。
以前より店内が広くなったので、より多くの商品から選べるようになった。
大量の衣装があるのだが、同じものはほとんどなく、少しずつ違っている。
黒とかモスグリーンが、かろうじて日本人でも着られる落ち着いた色だろう。
華やかなレディースの衣装に比べると、メンズの衣装は悲しいくらいに地味。
柱にソーバウジーの肖像が飾られていた。第二次大戦後、カレン民族の独立運動を主導した政治家だ。
カレン州の本来の装束は男性も筒状のスカートを身に着けるのだが、最近の若者のボトムはジーンズといったいでたちが多い。
お店もそういう提案をしている。
男性の上着も以前にくらべるとだいぶ種類が増えた。
でも、日本人でLサイズを着ている男性が着られる服はかなり限られる。
ミャンマー人って写真で見るとわかりにくいけれど、日本人に比べると全体的に小柄なのだ。やっぱり動物って寒いところほど身体が大きくなるからな。
トラディッショナルな竹製ポシェット。
これにスマートフォンを入れてデートに行く女子が実在する。
(2019年11月06日訪問)