県道26号線を走っていたら、田井という集落で奇妙な鉄塔が見えた。
それはまるで神戸ポートタワーを小さくしたような形と色合いで、とっくりのような頚があるのだった。
隣りが消防団の倉庫だ。半鐘はないがこれは火の見櫓なのだろう。
上に向かって広がるデザインと屋根の架構が複雑で、これは私がこれまでに見た火の見櫓の中でも飛び抜けて独創的なデザインのものといえる。
消防団の建物は1階が車庫、2階が事務所になっていると思われる。その2階へ登る階段が、ぱっと見には火の見櫓へ登れそうだけど実際は登れないというあたり、こういう造りがまたたまらない。
(2006年10月08日訪問)