境内にはやけに背の高い五輪塔がある。
山門は薬医門。築30年くらいか、まだ新しい。
境内に入ると、方丈のような建物がある。庫裏は方丈の裏手にあるようだ。
方丈の左側に新しく小屋のような部分が増設されていて、そこが納経所になっている。
納経所も新しい建物だ。
この寺は大正10年に個人が先祖供養のために建てた寺なのだという。
五輪塔は弘法大師の1100年忌を記念したもの。
こういう塔も「五輪塔」という名称でいいのかな。
塔の後ろの山は名もない小山だけれど、山頂の岩が神秘的。
登山路はあるんだろうか。小豆島に住んでいたら登りにいってみたいような山だ。
五輪塔のわきには蘭塔があった。
こうした丸みのある蘭塔はやけに風化しているものが多く、もしかしたら時代が古いのかもしれない。「ラントウ」の名前はこうした丸みからご当地では「卵塔」の字も当てているが、卵塔は無縫塔の意味もあるので、当サイトでは「蘭塔」の字を当てて無縫塔とは区別する。
山門の左側には小さな無縁塚があった。
(2007年10月08日訪問)