藤原寺

札所番外。個人が大正時代に創建した寺だという。

(香川県土庄町見目)

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小豆島八十八ヶ所霊場番外、藤原寺(とうげんじ)

「番外」とは、巡礼の対象ではあるが八十八ヶ所にはカウントされない寺のことである。四国霊場では20ヶ寺の番外寺院があるので、両方打てば88 + 20 で合計108ヶ寺が巡礼の対象となる。

小豆島霊場では番外はたぶんこの1ヶ寺だけだと思う。寺の数で言えば89ヶ寺になるが、金剛寺三暁庵のように1つの札所で本坊と奥の院の2ヶ所にお参りする場所もあるので、実際に何ヶ所を巡るとコンプリートなのかはまだわからない。

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境内にはやけに背の高い五輪塔がある。

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山門は薬医門。築30年くらいか、まだ新しい。

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境内に入ると、方丈のような建物がある。庫裏は方丈の裏手にあるようだ。

方丈の左側に新しく小屋のような部分が増設されていて、そこが納経所になっている。

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納経所も新しい建物だ。

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この寺は大正10年に個人が先祖供養のために建てた寺なのだという。

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五輪塔は弘法大師の1100年忌を記念したもの。

こういう塔も「五輪塔」という名称でいいのかな。

塔の後ろの山は名もない小山だけれど、山頂の岩が神秘的。

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登山路はあるんだろうか。小豆島に住んでいたら登りにいってみたいような山だ。

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五輪塔のわきには蘭塔があった。

こうした丸みのある蘭塔はやけに風化しているものが多く、もしかしたら時代が古いのかもしれない。「ラントウ」の名前はこうした丸みからご当地では「卵塔」の字も当てているが、卵塔は無縫塔の意味もあるので、当サイトでは「蘭塔」の字を当てて無縫塔とは区別する。

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山門の左側には小さな無縁塚があった。

(2007年10月08日訪問)

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四国大学新あわ学研究所 (編集)

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