眼明寺へ。
入る道を1本間違えたけれど、この左側の路地を進めばよさそう。
お寺に到着。ここは、豊島三十三観音霊場の第15番、第16番札所になっている。
境内に入るとすぐ右側に地蔵堂と鐘堂がある。
左側には方丈。
方丈の前を通り過ぎて石段を登った先に本堂がある。
こちらが本堂の観音堂。
本尊は木像十一面観音立像で「町指定彫刻」に指定されている。文化財の指定科目が細かいな・・・。
このお寺は南側に駐車場があって、そこに井戸と無縁仏ピラミッドがある。
墓石の並べかたが、色合いをあまり考えていため、乱雑に見えてしまうが、中々の立派な無縁仏ピラミッドだ。
特に頂上に飾られている4基の蘭塔と多重塔が華やかで、無縁塚がこのお寺のシンボルのようになっている。
梵字が書かれた不思議な墓石があった。背後に壁のような構造があるので、これはもともと石祠で屋根が載っていたのではないか。
丸い蘭塔の起源はおそらく石祠で、中が空洞で石像や石塔を収納できることが重要なモチーフなのだ。つまり死後の家なのである。現在も瀬戸内の志々島で見られる家型の霊屋と基本的には同じ発想のものなのだと思う。
比較的新しく整備された墓所。
やはり個人の墓は敷地奥右側から使っていくようだ。
(2008年10月11日訪問)