境内の前には2面コンクリートの排水路があって、石橋が掛かっている。
鳥居の扁額には「春日宮」の文字。春日神社だ。
拝殿の前の斜面は雛壇のようになっていて、やっぱり桟敷の機能が疑われる。
拝殿はまだ新しい。
向拝などはなく、逆に正面の格子戸がめり込んでいるような設計。めり込んだ部分には床が張られていて、その左右にはちょっとしたモノを置けるような、あるいは休憩できるような不思議な空間だ。
狛犬はむっちりとしていてかわいい。
その後ろに見える灯籠は、豊島石だ。豊島石はこのように苔むしやすいので、灯籠などに好んで使われる。
反対側の狛犬。
たてがみがメデューサみたい。
本殿は流造り。
年代は大正くらいか?
本殿の左側には末社がいくつかある。
さらに左のほうへ歩いていくと、稲荷神社という神社があった。
末社というより、隣り合った別の神社というべきだろう。というのも、境内の広場から見ると、稲荷神社側にも参道があるのだ。
巨大なクスノキが繁る稲荷神社の参道。
その立体感に目が奪われる。
境内の横は公民館になっていて、滑り台とジャングルジムがある。
滑り台はアーチデッキ型の低層台で、滑降部は太めのローラー。
メーカーは静岡県の遊具メーカー、シラトリだった。
ジャングルジムにもコーションプレートがあり、やはりシラトリ製。
独創的だけど遊びづらそうなジャングルジムだ。
(2008年10月11日訪問)