三都半島を南下する。観音崎という岬の峠を越えて
この集落の唯一のお寺、小豆島八十八ヶ所霊場の第31番札所、誓願寺。
山門は一間一戸鐘楼門。
その楼門の前に通夜堂ふうの大師堂がある。
大師堂内部。
納経は串刺し式だった。
寺の左側は幼稚園なのだが、大正風の旧園舎が見もの。
山門は全体的には補修されているが、丸桁に彩色が見られる。もしかすると江戸時代の前期くらい行くんじゃないか。
境内に入ると正面に立派な客殿。
客殿の玄関には水子観音堂がある。
客殿の中の仏間。
客殿前には立派なソテツがある。
行基が植えたというような伝説があるらしいけれど、いくらなんでもそれはないだろうと思う。
ほかに境内には大イブキ。
この幹のねじれ具合がおもしろい。
客殿の左側は庭園になっている。
その庭園の背後には本堂。
本堂は近年の建物だが、彫刻が凝っている。
木鼻や
本堂の内部。
本尊は阿弥陀如来。左側に不動明王が祀られている。
ゆるい密教様式の間取りで戒壇巡りでもありそうな感じだけど、残念ながらなかった。
本堂からの景観。
庭園には奇岩がいくつかある。
これは自然石が羅漢像のように見えるもの。
子授けの男岩(たぶん写真の右側の岩)
こちらは女岩。
(2008年10月12日訪問)