大藤の集落(?)を伝うように山を巻いていく。
何ときびしく、美しい風景なんだろう。
向かいの山にも同じような集落が見える。たぶん中熊の集落。
こんな風景があることを、日本人のどれだけが知っているのだろうか。
まるで空の上を耕しているような畑。
じゃがいもが植えられている。手前の作物は、キビかな・・・?
これを見て気付くのは、畑の境界の柵に
この集落の外れの見晴らしがいいカーブに、火の見櫓があった。
鉄製のハシゴタイプ。
横は墓地になっている。自分の屋敷や地所が見える場所に墓地を造るということがあるが、ここはそういう感じではない。
単に眺めがよいだけで、集落の中で最も標高が「低い」場所なのだ。
こんな場所で集落に鐘の音が響くのだろうか?
逆に谷の反対側の中熊集落にまで鐘が聞こえそう。
(2005年05月29日訪問)