
脇町の町並みを歩いてみることにした。
ん? なんだか様子が変。
町並みの入口が通行止めになっている。

しかも舗装道路に一面に真砂土が撒いてある。

どうやら映画かテレビドラマの収録中みたいだ。
砂を撒いて未舗装の道に見せかけているのだった。

でもいまはリハーサル中みたいで、観光客が往来を歩くのは問題ないみたい。

脇町は県西の商都のひとつ。吉野川の舟運を使った物流の集積地として繁栄した。現在は商家街として国指定の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されている。
対象となっている町並みは、主には旧街道に沿った部分だけで東西に約420mの区間。このように土蔵造の見世蔵が見どころだ。

重伝建の町並みによくあるように、電柱は撤去され、住宅の改築時には新たに町屋風の意匠の建物を建てていくので、年々町並みの時間が戻っていく感じの場所だ。


日中は観光客が多いが、混雑する時間を外せば車で進入できるので、夜遅い時間などの帰路にたまに中を通り抜けたりする。
町並みの動画(当時のカメラでは解像度が低すぎるので参考まで)

虫籠窓のある家。

喫茶店や雑貨屋などになっている商家多し。

卯建が特に濃密なのは、町並みの西半分。

でも私が好きな場所は、町並みの東半分にある桝形の部分。

ここには共同井戸があり、街道のランドマークになっている。

厳密には桝形というより、Y字路という感じの場所で、往路と別のルートを進むと蔵の続く路地になっている。

ひと回りして戻ってきたら、まだ撮影は始まっていない様子だった。

監督さんが演技を付けているところかな?
そういえば、何のロケだったのか聞くの忘れた。
たぶん『バルトの
(2005年11月19日訪問)