市場町の町並み

撫養街道と津田街道が合流する場所にできた町。

(徳島県阿波市市場町市場町筋)

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映画館、阿波劇場がある街区をひとまわりしてみた。

市場町の中心街は撫養街道(県道139号)と、川島津田街道(県道2号)の交差点を中心に成り立っている。阿波劇場もその一角にある。

市街地の東側は日開谷川の河岸段丘で、その崖線上に若宮神社という神社がある。阿波劇場の背後の写真はこの石段の踊り場から撮影したものだ。

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神社の石段の踊り場からの風景。

火の見櫓がいい感じ。

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火の見櫓の近くまで行ってみよう。

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3階の屋根くらいある背の高い火の見櫓で、ハシゴは途中に踊り場のない一本ばしご。

上層部にだけ転落防止カバーがついている。これって気休めだよなぁ。上のほうはかなり怖いだろう。

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火の見櫓のところから北側を見ると、四方蓋造りの徳島らしい民家があった。

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周囲は菜花の畑。一度収穫が終わっているようだ。市場町では菜花の畑をけっこう見かけた。

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撫養街道に面した半切妻屋根のしもた屋。

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裏側も半切妻になっている。

モダンな家だ。大正時代の建物ではないかと思う。

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撫養街道に面したしもた屋。

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庇の上に控えめな卯建が載っている。

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この家は街道側が店になっているが、店の裏側に中庭があり、さらにその奥にお寺と見まがうような立派な主屋がある。相当に大きな商いをしていた家だ。

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路地を入ったところに駄菓子屋の跡と思われる家があった。

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とっても興味深いクレーンゲーム機。

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軒下にありとても状態よく保存されているのでいまでも動きそう。

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ボタンひとつだけで操作するという、現代のUFOキャッチャーにも通じるような操作体系。

私は関東育ちだが、子どものころにあったクレーンゲーム機は、お金を入れると制限時間いっぱいクレーンが勝手に上下して、お菓子の入ったターンテーブルのほうを人力で回転させるというものだった。

(2007年01月07日訪問)

復興建築 モダン東京をたどる建物と暮らし (味なたてもの探訪)

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栢木まどか (監修)
関東大震災後、現代の東京の骨格をつくった「帝都復興計画」と、未曾有の災害から人々が奮起し、建てられた「復興建築」を通して、近代東京の成り立ち、人々の暮らしをたどります。

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