中之条に機械を受け取りに行った帰路。
軽トラの荷台に機械を積んでいるからあまり寄り道もできないのだけれど、箕郷町で細道を走っているときに神社があったので立ち寄っていくことにした。
こういう小さな神社って、一度素通りすると、二度と立ち寄らなくなってしまうからだ。
神社は八坂神社。
境内は道からすべて見えるので、まぁ、見た通りの神社なのだけど、美郷町界隈には蚕神の石塔が多く分布するので、境内に蚕神がないかチェックするために丁寧に見ていく。
小さな神社なのだけど、駐車場があるのがうれしい。
石段の右側に「陸軍大将元帥 閑院宮載仁親王殿下 御駐駕紀念」という石碑があった。
昭和9年の大演習のときかな。こんな小さな神社で休憩したのか。
石段の左側には十二神社。
拝殿は、入母屋造りの凸型拝殿。
凸部には神輿が収納されている。その後ろにはちゃんと本殿があるので、幣殿部分に神輿が収納されているというような状態。
そういえば、ちょっと前に紹介した水上の八坂神社も御神体が神輿だったな。八坂神社の特徴なのだろうか。今後注視していきたい。
本殿はとても小さく、石垣の上にちょこんと載っている。
拝殿の横にはホースが収納されたボックス。
消火用具だろうか。あまり役には立ちそうにないが。
境内で蚕神を探すがそれらしきものは見あたらなかった。
庚申塔が多い。
庚申塔のひとつ。
「相馬山大神」という石塔があった。
相馬山は榛名山を構成する寄生火山の山頂のひとつで、この地域では黒姫神社という神社の御神体だ。つまりはこの石塔は黒姫神社の分祀ということか。
(2021年11月11日訪問)