和紙の里で和紙造りの全体が見られるのかというとそうではない。和紙の原料である
和紙の里の職員に楮の畑が見たいので紹介してくださいとお願いしたら、ものすごく警戒されてしまった。「あなた何者ですか、何の目的があってそんなことを聞くんですか?」という具合。
いや、普通の観光客ですって! 展示見て、和紙は楮から作られるって学んだら、当然畑見たくなるでしょう?
最近はそういうことも農家の個人情報にもなるのかも知れない。畑がどこにあるのか教えてもらえそうになかったので、近くを適当に走り廻ったら、それらしき場所があった。
面積は5アールほどで農家が作目として作っているにはちょっと狭すぎるし、なんだか畝もはっきりしない。体験用か?
養蚕をやめた養蚕農家のくたびれた桑畑みたいな感じ。これだと収穫きる枝の量は200kgくらいじゃないか。でも堆肥をまいているからまだ現役の畑なのだろう。
これが楮でいいんだよね?
葉がついていれば見分ける自信あるけれど、生まれて初めて楮畑を探したら意外に自信が持てない。
桑や楮以外にも生け花用の枝の栽培の畑などもあるからね。
株の仕立ては根刈りで、剪定ばさみで刈り込んであった。
これが春に芽を出し、伸びた枝の収穫は初冬で落葉してからになるはずだ。
(2016年02月13日訪問)