小川町から東秩父村へ。この2つの自治体は隣接していている。小川町西部の腰越地区は地勢的にも東秩父村と似ていて、いずれも和紙の産地だ。
小川町には和紙の見学施設埼玉伝統工芸館があったが、東秩父村にもほぼ同じような施設、道の駅和紙の里ひがしちちぶがある。
施設はこんな感じ。
山すそにあり公園にもなっている。古民家やレストランなもある力の入った道の駅だ。
左側は物産品直売所。右側が和紙工房である。
山の上に展望台が見える。
きょうは和紙のほうにフォーカスしているので登らず。
公園の奥に古民家が移築されているが、開いていなかった。
和紙工房を見ていこう。
内部は撮影の許可が必要。一応許可をもらって写真を撮っている。
こちらは蒸して剥いたコウゾの皮を水にさらしているところか。
打解機。
埼玉伝統工芸館で見たやつに比べると臼の位置が低い。
これが打解機で繊維状に分解されたコウゾの繊維。
コウゾの繊維をほぐして水と拡販する機械。
かまぼこ状のところに回転する刃があるという。
叩解機の中の原料。こんなふうになるんだ。初めて見た。
漉き舟で紙を漉く。
かなり本格的に仕事モードでやっている。この施設、もしかして民間の製紙所が入ってるのかな。
きょう1日で漉いた紙だろうか。けっこうな厚みになっている。
かんだ絞り。
濡れた和紙を上下に板で挟み、ジャッキで押して水を抜く道具。
加熱式の乾燥機。
久保製紙で見たやつよりややコンパクト。これ、既製品ではなくて一点モノの機械なのかな。
工房内は見学者がいても邪魔にならない広さがある。実際に紙漉きをしているところが見たい場合には、一番簡単に見られる施設だと思う。
(2016年02月13日訪問)