妻沼聖天本坊への参道。
この参道で最も印象深い建物が矢印の家。
北側から見ると何の変哲もない住宅のようでもある。
だが街灯に「錦浴場」という看板が出ていて、これは銭湯なのだ。
1階が浴室、2階はオーナーの住居というタイプだ。銭湯としてはかなり小さな銭湯だと思う。
学生時代に川越の風呂なしアパート(家賃2万)に住んでいたとき、市内の何ヶ所かの銭湯を利用していたのだけど、その中で一番小さい銭湯はカランが3つしかなく、お風呂の温度調節が湯もみ板だった。その銭湯と同じくらいの規模じゃないかな。あまりにも昔のことなので、その川越の銭湯がどこにあったのか、もう正確には思い出せない。高澤通りの菓子屋横丁の近くだったような気もするが。
入口は通りから引っ込んでいて、注意していないと銭湯があることにも気付かないかもしれない。
たぶんもう営業はしていないのじゃないかと思う。
でも徳島で見た銭湯の例もあるから、廃業してると断言はできない。
現在この場所は更地になり、妻沼聖天参拝者用の駐車場になっている。
(2015年12月30日訪問)