2011年に案内してもらった金屋稚蚕飼育所の桑園の近くに
場所は道ばたの小さな広場のような三角形の土地。
その片隅にその碑は建っていた。
何となくだけど、もともとこの場所にあったのではなく、道路の拡幅工事をしたときに道にあった石造物を適当に寄せ集めたんじゃないかっていう感じの場所だ。
蚕影山は茨城県の筑波山の近くにある神社で、養蚕の神様である。その分祀ということになる。
碑は駒形で、建てられたのは明治33年(1900)。
もちろんこの地域で養蚕が最も重要な産業のひとつだったころのことだ。
蠺影山碑の左側には五角地神塔。少しスマートな形をしていると思う。
「五角」とは、上から見るとわかるが五角柱の形をしていて、5面にそれぞれ神様の名前が刻まれている。
ええと・・・いつもいちいち5面の神様の名前を確認してないけれど、違う組み合わせとかないよね・・・?
そのさらに左には八坂神社の祠があった。
すごく唐破風向拝が大きくて、鉄柱で支えられている。
軒の造形はあまり細かくないものの、二重垂木を石で再現している。
(2023年05月03日訪問)