初めての別府。
下調べをしてこなかったので昨夜ホテルで観光パンフを見て、地獄巡りをすることに決めた。完全にオノボリさんなんだけれど、初めてだからベタな観光地にまず行かないと、後から行くのは面倒になってしまうと思うからだ。
ほら、伊豆に行くとしたら早い段階でシャボテン公園とかバナナワニ園とか行っておかないと、行かずじまいになっちゃうでしょ・・・。
別府の地獄巡りとは、早い話「温泉の源泉巡り」である。一般の源泉と異なり、湧き出している場所をむき出しのまま展示している場所で、その色や形状から色々な名前が付けられている。
別府全体にいくつの地獄があるのかを把握するのは実は容易ではない。「別府地獄組合」という団体に所属している地獄が「海地獄」「山地獄」「新坊主地獄」「かまど地獄」「ワニ地獄」「白池地獄」「血の池地獄」「竜巻地獄」、ほかに組合未所属の地獄や廃業した地獄もあるので全てを回るつもりなら、別府の地理に詳しくなってからでないと難しい。
とりあえずきょうは組合所属の地獄と、その付近にある未所属の地獄をできるかぎり見ていくつもりだ。組合の地獄には共通入場券があるのでそれを買うと少し割引になる。
竜巻地獄とは間欠泉である。
中に入ってみると、意外とこじんまりしていた。
噴出間隔は30~40分で、1回につき6~10分程度噴出が続くという。行ったタイミングでは次の噴出までまだ30分ちかく時間がありすっごくヒマ。観光客もまばら。
噴出時間が近づくと建物の外側の信号が点灯するらしいので、噴出まで時間がある場合は隣りの血の池地獄を先に見学したほうがよさそう。
この信号がそうかな。
間欠泉の仕組みについて案内板があったが、どうも要領を得ない。
間欠泉については、以前に草間の冷泉を紹介しているがやっぱり説明が要領を得なかった。
噴出時間が近づくと、急に人が増え出した。観光バスが時間にあわせて客を運んでくるのだろう。
アナウンスがあり、ガスが噴き出すような音がしたと思ったら、熱水が勢いよく吹き上がった。
温度は105℃くらいあるとのこと。
ただし、吹き出すところに天井があり、熱水がぶち当たってはね返されているのがちょっと残念。
もともとは天井がなく吹き上がっていたらしいのだが、熱水のしぶきが観光客のほうに飛ぶことがあり、危険なので屋根をつけたらしい。
思ったよりパワフルだったけれど、やっぱり天井はないほうがいいよ。
ちなみに観客席側はこんな感じ。
「あ~出たね」って感じで、たぶんほとんどの人が心の中で「天井がなければいいのに」と思っているはず。
噴出はしばらく続いていたけれど、それ以上何も変わらないので途中で帰り出す人もいた。
(2008年09月14日訪問)