徳島市の高級住宅地、しらさぎ台の西側にある沈下橋、鶴熊橋。
沈下橋は河道に造られるから、かならず堤防から河原へ降りる道がある。この橋はこの取付け道路がうねうねと曲がっていて印象的なアプローチになっている。増水時に流木などが河川敷側に流れ込まないようにする仕組みではないか。
降り口には通行止めのバリケードが置きっぱなしで、いつ増水しても通行止めにできるようになっている。
橋の東詰め。
ここにもバリケードが置かれているってことは、増水してもバリケードが流出するほどの水は来ないということなのだろうか。
これまでに紹介してきた園瀬川の沈下橋のなかでは、水面から橋桁が高い。
橋上は乗用車が離合できないが、片側通行するにはまったく心配ない広さ。
この橋の近くには大きな介護老人ホームがある。
大きな病院が経営していて、比較的高級なホームだと聞いたことがある。
行き止りのような場所にあり、静かな環境。川にせり出すように建てられているのもまるでホテルみたいだ。
2009年8月9日、台風9号の増水時の様子。
このバリケードの設置は市役所職員がやるのだと思うが、沈下橋が多いので大変だな。
川の近くまで行ってみたら、道に小枝やトロ箱が大量に打ち上げられていた。
これの撤去も行政がやるのだろう。
橋は水から出ていて1mくらいの余裕があった。
この時の台風の増水は8月9日に始まって、むしろ8月10日のほうが水かさが増えた。10日には私も家から出勤で通る橋が冠水する一歩手前という状態になった。
橋桁には細かなゴミが絡みついている。
唐人ホームの基礎もまだ余裕がありそう。
(2006年12月30日訪問)