2月の日曜日の夕刻、徳島県のどこかで見かけたベーハ小屋。あまり補修がされていない古い破風切り型の小屋だ。
破風を切った妻面にタテに長い開口部の痕跡のようなものが見える。ここまで大きく開口してしまうと換気としては過剰なような気がするので、こうした側面の戸は何のためにあるのかと考えさせられてしまう物件。
ところで、この写真がどこで撮られたのかは情報が少なすぎて場所が特定できなかった。遊びに出かけた日ではなく、買物に行くか、日帰り温泉にでもいく目的で家を出て、たまたま途中で撮った写真ではないかと思う。この日に撮影されたのはこの2枚だけだからだ。
これまで場所がわからない写真は、同じ日の前後に撮影した写真などから総合的に推理して場所を推定してきた。それでも場所特定だけで10時間くらい掛かっているページがいくつもある。なにしろ「ある場所から車で1時間の範囲」なんていうのは、膨大な面積が対象になるからだ。
この写真は背後の山の植生から阿讃山脈の南面ということはかなり確かだろうと思う。つまり吉野川の北岸のどこかで、山脈からの距離が近いから川北街道よりも北側。もうひとつは後ろに見切れている緑色の屋根で黄色い壁の家が特徴的だから、そこだけに注目して探す戦略しかない。この農家が建て替えられていたとしても、後ろの緑の屋根の家はまだ新築なので見つかるだろうと思うからだ。ただ、残念ながら場所の特定には至らなかった。
非常に薄い根拠だが、背後の山並みの感じが土成町付近のような気がするので、このページの緯度経度情報は御所I.C.付近にしてある。実際は全然違う場所かもしれない。
twitter での投稿からわずか1時間で、道民の人さんに場所を特定していただきました。
文章は修正しませんが、タイトルと緯度経度情報は正しい場所を基準に修正してあります。
(2006年02月26日訪問)