美馬町大久保地区。きょうはこのあたりに阿波葉農家が2軒あるという情報を得て探しに来た。この写真は聞き込みをしまくっていたときに見かけたベーハ小屋。土管の煙突が残っていることからこれは在来種タバコの乾燥室の遺構ではなく、標準設計にのっとった黄色種タバコの乾燥室だ。
このとき、私は阿波葉の農家がどの家なのか特定しようと聞き込みしまくっていて注意力不足だったのだけど、たぶんこの写真の手前に写っているタバコは黄色種だ。使われているマルチの種類を見ると黄色種用なのだよね・・・。
大久保地区は地形的には在来種のエリアだが、こんな山間地で黄色種をやっている農家があったのなら、むしろそっちを訪ねるべきだった。
この集落には2間の黄色種タバコ農家があるという。
もちろん元々は阿波葉の産地だったが、戦後になってから黄色種に転作したそうだ。
(2008年07月06日訪問)