長い間旅行記を書いていると、極まれになぜそこへ行ったのかまったく思い出せない場所がある。これから紹介する星神社はそうした場所のひとつだ。
国道32号線から小さな谷に分け入り、そこからさらに枝道に入った行き止りの集落にその神社はある。
高知県はそれなりに遠いから「すべての小字をしらみつぶしに見るぞ」という気分ではなく、どう考えてもこの道に入る理由がわからない。
このころは車上でインターネットなどできず、ドライブ用の地図帳や1/25,000地形図だけが頼りの旅行だったから、地図を読み間違えたのかもしれない。
神社は細い道に面していて、たぶん車窓から写真を撮ったのだろう。
社殿は、拝殿、兼、本殿のみ。
周囲は薄暗い杉林で写真はぶれがち。鳥居の前には大きなカヤノキがある。
ユニークなのは狛犬。
羊かと思ったよ。
いや・・・本当にこれ狛犬なのか?
(2005年08月16日訪問)