今回の旅は家を出てブラブラしている時に、急に思い立って足摺岬を見てみることにしたので、何の準備も下調べもしていない。地図帳を見ながら、足摺岬を目指すだけだ。
途中、山の斜面に「大」の字がが見えた。
何だろう? 大文字焼きか?
観光案内板によると、室町時代に京都の公家であった一条氏の一派が応仁の乱を避けてここ中村に移り住んだ。
中村市の市街地が碁盤の目のような造りになっているのは、一条氏が京都を模して町を造らせたためだという。
この大文字もそのとき京都を偲んで造らせたものなのだという。今から540年も昔のことで、それ以来送り火は地元の人々によって受け継がれているそうだ。
現在は毎年8月16日に焚かれる。
よく見ると「大」の字の上のところに祠のようなものが見える。
(2006年11月05日訪問)