本山町のアーチ看板

早明浦ダム付近で見かけたアーチ看板。

(高知県本山町本山)

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3月の日曜日、ぼんやりと西へ向かっていた。「珍しい建物を見るぞ!」とか「美味しい名物を食べるぞ!」っていうようなアクティブな目的はない。

何も気負わず、車窓には初めて見る町並みがただ過ぎていく。年に何度かはこんなふうに楽な気持ちでドライブに出かけることがある。午前中の遅い時間に家を出て、3時間ほど走ったら、高知県の本山町(もとやまちょう)というところに来ていた。

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これは料理屋のしもた屋かな。

吉野川上流部、林業が盛んなエリアで、町並みもそうした林産物の中継地として発達したのだろう。かつてはこのあたりに盛り場があったのだ。

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町の中にあった大原富枝文学館。

あまり興味がないので外側から写真を撮っただけ。

ゆるいアールデコ様式。もと町役場だろうか。

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国道から旧市街へ入る角にアーチ看板があった。「本山町商店街」とあるけれど、いまも営業している商店はわずかで「街」といえる場所ではない。

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国道439号をさらに西へ。このあたりは早明浦ダム建設のご褒美で国道がものすごく整備されているので快適だ。

早明浦ダム入口の手前にもアーチ看板があった。土佐町の入口、東の結界なのだろう。アーチ部分の唐草模様がいかしている。

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市街地を過ぎたらまたアーチ看板があった。

ここは片側切り通しで、右側には柱がなく法面に直接固定されている。

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アーチ看板が目立った地域だった。

2024年現在、ここで紹介した3ヶ所のアーチ看板はすべてなくなっている。

(2007年03月04日訪問)

街道と宿場町 (アクロス福岡文化誌 1)

単行本 – 2007/2/1
アクロス福岡文化誌編纂委員会 (編集)

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