旧道を走っていたら、石段の先にチラと不思議な建物が見えたような気がして車を止めて登ってみた。
はじめは農村芝居の芝居小屋かな?と思ったのだけど、行ってみたらそここは神社だった。
間口の広い建物で入母屋の妻入り、あまり神社っぽくない。
でも高知県ではこういうタイプの神社をときどき見かける気がする。直近の投稿でいえば星神社とか。
中を覗いてみたら、不思議な造り。
建物の屋根は4本の太い柱で架構していて、斗栱や蟇股が室内に使われている。4本の柱の外側には下屋のような空間がある。なんだかお寺の本堂のような造り。
天井は格天井の絵天井。床は畳敷きである。
ここは拝殿というよりも祭事を行なう式場のような場所に思われた。
神社の横には細い路地があり、その先には石垣積みの段畑が見えた。
(2007年03月11日訪問)