南阿波サンラインの区間で道路で降りられるもう一つの浜、明丸海岸。
浜には砂利が多く、砂浜がほとんどない。海水浴などには不適な場所に思えた。
この海岸もほとんど人が来ないプライベートビーチみたいな場所だけど、私がよく行く袙海岸に比べると少し荒々しく、心がゾワゾワする感じ。岩場にもカメノテやフジツボなどが見当たらず、生きものの気配が少ないのだ。
袙海岸が紀伊水道に面しているのに対して、ここは太平洋に開けているからだろうか。
若者が3人岩場に登っていた。
基本的には釣り人が来る場所なのか。
ただここには地質的に見るべきものがあるとして知られている。
徳島県南の地質、四万十帯には様々な岩石が複雑に折り重なった地域なのだが、この明丸海岸には玄武岩が露頭している場所なのだそうだ。
そうは言っても、浜には何の案内板もない。
海底での火山活動に起因する枕状玄武岩があるというのだが、どの辺を見たらいいのかもわからず・・・。
枕状玄武岩とは、海底で火山活動が起きたとき、流出した溶岩が海水に触れて丸く固まったものである。
これとかが枕状溶岩なのかな。
(2007年09月15日訪問)