美郷村、照尾。
国道193号線から見上げる南向き斜面の集落だ。
その照尾集落の一番標高の高い場所に鳥居が見える。
あそこまで登ってみよう。
照尾八幡という神社だった。
境内まで車で進入できる。
ふもとから鳥居が見えるということは、境内からも村内を一望できるということだ。
昨今であれば「天空の鳥居」と呼ばれるようなレイアウトの境内だ。南向きで日当たりがよい。
敷地から前を見ると空中にいるよう感覚に陥る場所、それを徳島では「ソラの集落」と呼んでいる。
鳥居から展望する、谷の向かい側の風景。高開と呼ばれる場所で、石積みの段畑が有名。いつか段畑だけ紹介したいところだ。
境内には大銀杏と大タブノキ。
社殿を見ていこう。
拝殿は切妻で開口部が少ない気密性の高い建物だ。
拝殿の背後の斜面に流造りの本殿。欅造りで端正な造り。木材の風化具合からして年代は明治~大正くらいではないか。
見切れてしまっているが五角地神塔がある。
境内からの眺望がよい。
こちらは北側の風景、張集落。
こちらは南側の風景、古井集落。
上空を旅客機が飛んでいた。
関空発で中国や台湾へ向かう国際便や、福岡へ向かう国内便は吉野川の真上を飛ぶことが多いようだ。地形が確認しやすいから、飛行機の窓から見ていても吉野川は見つけやすい。
神社の遠景。
(2002年11月10日訪問)