高越山の中腹へ登る山道を走っていたら道ばたに索道があった。
この車道から標高差で約100mある場所に人家がある。その人家に荷物を上げる索道だと思われる。
人間が歩いて登れる徒歩の登山路は別にある。子どもの通学や買い物に100mの標高差を歩くのかというと、たぶん昔の人は普通にできたのだ。以前、道路から標高差200mある家を紹介したことがある。
こちらが徒歩の登山路の登り口。少し荒れているがまだ通れそう。
現在は山彦大権現の付近から簡易舗装の道路が山を巻いていて家まで車で行けるようになっている。
索道は主索が2本あり、曳索はエンドレスラインで山麓側がプーリーになっている。
左側に搬器が停車していることからもわかるように、2本の主索に1台ずつの搬器が取り付けてあり交互に昇り降りするタイプである。
これを「複線交走式索道」という。
(2002年11月23日訪問)