高越山の中腹を目指して山道を登っていったら、途中、お寺の石柱があった。
もちろん、お参りしていく。
寺への道はものすごく狭く、対向車が来たら一巻の終わりという感じ。
でも、寂しい山の中なのであまり対向車は心配しなくてよさそう。
駐車場があり、赤い太鼓橋が架かっていた。
入口の石柱の感じから、お堂のひとつもあれば御の字と思っていたが、中々立派な山寺だ。
ここはどうやら醫光寺の奥の院らしい。
簡素だけど籠り堂もある。波板で覆われているが、建物自体は50~60年くらいたっていそう。もしかしたら戦前くらいまでいくかもしれない。
2009年に訪れたときには建物が改築されていた。
籠り堂を過ぎてコンクリの斜路を登っていくと途中に湧き水を利用した水盤舎がある。
水盤舎横の可愛らしい石仏。
不動明王かな?
崖にめり込んだ大師堂。
内陣は半洞窟になっている。
内部には「大師泉」という湧き水があり、レリーフ状の弘法大師が祀られている。
その先に小さな滝があり、くさり場があった。
滝は水量が少なく滝行ができるかどうかは微妙。
以前は地形が違っていて、この鎖が崖の下の方へ垂れていたと思われる。崖の下を見るとなんとなく古いルートのようなものがあった。
現在鎖は5mほどで、登るまでもない。
不動明王像と縁を結ぶために鎖に触ればいいのだろう。
滝の横にも石仏があった。
(2002年11月23日訪問)