
高坂七清水の最後の一ヶ所、高済寺下の清水。
せせらぎ緑道公園の最も北になる。

緑道から清水へは崖に向かって降りていくような地形になっている。
この公園があるあずま町はもともとは低地で水害リスクが高くて人が住めない場所だったが、その一部約55ヘクタールをかさ上げして団地とショッピングゾーンを造った。
この高低差はそのときの造成によって高くなった土地で、湧水がある場所が元々の地表だったのだ。

高済寺下の清水は崖のすぐ下から湧いていて、公園を流れる小川の起点となっている。

周囲に繁茂しているのはセキショウ。

近くの川底からも水が湧いている。
高坂七清水の中ではいちばん水がきれいに感じた。

左側に見える団地がかさ上げされた土地。
たぶんこれからも50年、100年のあいだに都幾川は何度も氾濫すると思うが、これだけかさ上げされていればこの団地は浸水しないんじゃないかな。
(2023年04月02日訪問)