長楽堤の北側にぽつんとお寺がある。正直観音・潮音寺だ。「正直」は字、つまり地名である。
長楽堤の堤外地は田んぼばかりで遊水地的な土地利用なのだが、正直には昔からの家がある。このあたりの土地は北の市野川に向かって下るように傾斜していて、正直集落はその南端の微高地なので冠水しにくいのだろう。
山門は薬医門。
山門を入ると右側に水盤舎。
車は境内に駐車できる。
山門の左側に観音堂。
水塚の上に建てられている。
子育ての霊験があるようで、たくさんの前掛けが奉納されていた。
堂内の様子。
観音様は厨子に入っていてお姿は見えない。
向拝柱にはお百度カウンターが設置されていた。
本堂の前には幸福観音という観音様がいる。
こちらも塚の上に建てられている。
幸福観音近影。
幸福観音の右側には弘法大師修行像。
本堂は土盛りがない。
でもこの寺の境内自体が微高地なので、これでも大丈夫なのか。
本堂の玄関はなぜか左側にズレている。こうした造りは禅宗に多いが、こちらは真言宗。
本堂の内陣も左側に寄っていた。
境内の西側には墓地があるが、その入口に高地蔵がある。
基壇には「石橋供養助録佛」の文字。寛保元年(江戸中期)の建立。
長楽用水にかけられていた橋の供養塔なのだろうか。
(2022年12月16日訪問)
