きょうは町田市方面への用事なのだが、到着まで40~50分の余裕がありそうだったから、少しだけ寄り道していくことにした。
お寺は旧国道にモロに面していて、わりとスピードも出る道だから気付いたときには通り過ぎていることが多そうだ。でもその気になってみれば無料の駐車スペースが何ヶ所もあり、立ち寄りやすい寺だということがわかる。
まず、谷にある滝に行ってみることにした。
この谷は高麗川に流れ込む小さな沢の源流で、北向きに流れている。
入口には釈迦如来立像。仏像が多い。
滝を見おろす崖の上に重軽石があった。
願いを込めて持ってみた。持ち上げられたけれど、思ったより重かった。これまで重軽石が軽く感じたことってなくて、そんなだから願いはかなわないのだろう。
谷にはコンクリートアーチ橋が架かっている。
お寺の庭園の橋にしては大げさ過ぎる気がする。
もしかして、旧街道がここを通っていたのではないか?
滝へ下りてみた。
なんだか人工的な感じで、たまり滝らしくない。
水行もできそうになかった。
滝の前には不動明王が置かれている。
滝の上には休憩所のような広場があって、ベンチでくつろげるようになっていた。
この広場には十一面観音立像がある。
ここから山の斜面にも仏像があって、登山路ができている。
関東の山の冬枯れた潅木の斜面であり荒れた感じの風景だ。
でも、個人的にこういう未完成な感じの霊場は実は大好きなのだ。私はミャンマーで仕事をしたことがあって、そのときに上座部仏教のお寺(パゴダ)を400ヶ寺以上訪れた。その中の多くの寺はこんな風景で、お坊さんや信徒が黙々と仏塔を造っていたりするのだ。→ ミャンマーの山のパゴダの例
この荒れた山の斜面は、南方のストイックな“上座部仏教のわびさび"そのものという感じで、すごく心が落ち着く。多くの日本人が京都の西芳寺とかで感じるような風情を、私はこの土が剥き出しの風景に感じてしまうのだよね。まぁ、狙ってそうしているわけじゃないとは思うが・・・。
山頂まで道が造られいるのでさっそく登ってみる。
登山路が未舗装なのもしびれるなぁ。
道はこんななので、無茶苦茶歩きにくいのだけど・・・。
途中でルートが枝分かれしている。
途中にあったのは大日如来。
山頂に到着。
山頂には鐘堂があって、その屋根の上に阿弥陀如来。
この霊場の主尊である。
賽銭を入れて鐘を叩いてみた。
谷の反対側にある本坊エリアにも鐘の音が届いているはずだ。
山頂からはかつては尾根伝いに歩けたようなのだが、現在は閉鎖されている。
下山した。
滝の落ち口あたりにも庭が造られていて、七福神などの石仏がある。
こちらは誕生仏。
なぜな二宮金次郎。
石仏はどれも真新しいが、階段や手すりなどを見るとかなりの時代感があり、この寺が勃興したのは昭和の高度成長期くらいだったのではないだろうか。
旧国道に面した本坊。
国道がバイパスに付け替えられる前はかなり繁栄していたんだろうというたたずまい。
もしかしたら、いまほど自動車も道路もよくなかった時代は茶店かドライブインだったかもしれない。
本坊側にも不動明王がある。こちらはブロンズ像で、御幸不動明王と名付けられている。
不動明王の前には水盤舎あるが、水を酌んでいる人がいた。湧き水なのか。
ロウソクを奉納するため、護符売場の中に入った。
かなりの種類のお守りが売られているが、無人販売で、料金箱に自分でお金を入れるスタイル。
防犯カメラがついているとはいえ、ものすごい性善説だ。
購入したロウソクは並びにある堂宇に奉納する。
あまりに素晴らしい霊場にお参りさせてもらえたので、ロウソクとお線香を奉納した。
ここにも石像の不動尊がいる。
建物の感じなどから、ここが最も古いお堂なのだろう。
不動尊の右隣りには地蔵尊の石像。
民芸調のあたらしい像だった。その周りにはお不動様の金属プレートがたくさんぶら下げてあった。これも奉納なのか。
そのさらに右側にはおみくじ掛けコーナーがある。
わずかな土地をすべて使い切っている。
そのさらに右側には納札場があった。
こちらは有料で、やはり料金はセルフのシステム。
(2026年01月25日訪問)
