
荒川水管橋の少し北に吉見橋という古びた橋がある。

コンクリート桁橋だが、桁間が短く橋長の割に橋脚が多い。そのためか流木ガードがついている。
どことなく京都の渡月橋を思わせるデザインだ。渡月橋もコンクリート橋だしね。

吉見橋は和田吉野川に架けられた橋だ。
対岸の堤防は背割堤になる。古い航空写真を見ると昔は吉見橋の先の荒川にも沈下橋(旧大芦橋)があって吹上方面への街道が通じていた。

沈下橋の大芦橋はもう無くなっているが、高水敷内の道路は当時のまま残っている。

現在は少し上流に大芦橋が抜水橋として架け直されたのでこの街道は行き止りとなり、通行するのは河川敷の農地や施設を利用する人くらいしかいない。

吉見橋の中央は少し高く造られている。
これ何か意味があるのかな。デザイン的な安定感のため?

上流側の流木ガード。

下流側。
橋の下には洗掘を防ぐための

和田吉野川の上流方向。

和田吉野川の下流方向。
(2022年11月22日訪問)