写真は金山寺の楼門。そしてその周囲の“金山寺集落"の様子である。この谷あいの集落に着いたときから、私は気になっていたことがあった。それは、
- 水田をメインにした集落であること。
- 急峻な土地にあり、孤立していること。
- 集落の中央に浅い川があること。
臭う、臭うぞ!水車の匂いがする!
一軒の農家に立ち寄って話を聞いてみると、確かにかつてこの川に水車小屋があったとのこと。
場所は金山寺の楼門から200mほど下がったこのあたりだったということだ。
よく見ると川の落差の大きなところに取水口が残っていた。
川の水量も水車小屋を作るにはちょうどよい感じだ。
取水口の少し下には、耕作されていない土地があって、廃材などが転がっていた。
ここが水車小屋の跡ではないかと推定。
廃材はもしかしたら水車小屋の残骸かもしれない。
というわけで、往時の想像図を描き加えてみた。
(2001年04月30日訪問)