直径は40mほど。
ところで、古墳や富士塚の写真を撮るのには苦労する。木が生えていると墳丘が映らないからだ。肉眼だとわかる墳丘も、写真にすると左のようになってしまう。
横穴式の石室が墳丘の下部にあり、気軽に見学することができる。
私が子供時代に住んでいたアパートからも近く、いちばんよく遊んだ記憶のある場所だ。冬に石室に溜まっていた落ち葉を掘り起こして遊んでいたら、コウモリが出てきて捕まえたことがある。生きたコウモリを触ったのは後にも先にもあの時だけだ。
石室には羨道はなく直接玄室が開いている。羨門は石柱の上にまぐさ石を載せた造りで、まぐさ石には仏教寺院の虹梁にあるような彫り込みが見られる。
石室内部は一坪くらいの広さで四方の壁、天井が一枚石でできているのにはびっくりする。そして突き当りの壁には蛇のような模様が彫り込まれている。
この古墳は「日本書紀」に書かれた
(2002年05月05日訪問)