長谷寺は、横山の中心街からすこし南に入った山の中にある寺。伊達政宗の実弟で、政宗に処刑された伊達小次郎の墓があるという。
この寺を紹介するために写真を整理していて思ったのだが、ここに掲載した写真だけではこの寺の雰囲気をうまく伝えきっていないのだ。もちろん伽藍に関しては本堂、玄関、庫裏のみであり、写真に写すべきものは大してはない。だがこの寺の印象は周囲の山の感じや参道の林の雰囲気など、周囲の空間の印象を含めて伝えなければ、どうしても不十分に思えるのだ。だがそれとて絵になる風景ではなく、写真にしたら何を写したのかわからないものにしかならないだろう。最近ではなるべく寺の外観や参道を撮るように心がけてはいるが、それでもこのように歯がゆい思いを残すことが多い。
お盆のため墓参の車がけっこう来ていて、参道は一方通行になっていた。
本堂はここも屋根の下に唐破風をつけた構造。志津川町の寺々と同じ作りだ。
本堂の前には小さなまわり場。直径は2m強といったところか。とてもこの上で葬送行列が廻れるとは思えない。
このサイズだと、たんなる飾りか、葬送行列が廻るための中心点としてしか機能しないだろう。
他に、玄関、庫裏。
庫裏の左半分は客殿になっているのだろう。
本堂の前には、六地蔵があった。
あ、伊達小次郎の墓をみるの忘れてた‥‥。
(2001年08月14日訪問)