旅の4日目。気仙沼市を起点に、宮城県の東部地方を観光する。
以前に夜おそくこのあたりを通ったことがあるが、見慣れない地名とわかりにくい道路に心細い記憶が残った地域だ。今回は昼間でありあらかじめ地図を見て行ったのだが、やはり全容はつかみにくかった。山間地でもなく平野でもない。複雑に流れる河川や丘陵が町村を隔て、道路も網の目のように作られているために、幹や枝葉になるような地勢が見えてこないのだ。
このエリアにはあまり有名な観光地もなく、何もなさそうな印象を持っていたのだが、実際に行ってみると意外な名刹やいい町並みがあり、時間が足らなくなってしまった。特に途中で予定を変更して立ち寄った登米町はもう一度行ってみたいと思わせるすばらしい町だった。