三社様のあった場所から山道を500mほど登った道ばたに小さな神社があった。
この神社は道から石段もあってわかりやすいし、1/25,000地形図にも載っている。
これが老婦人が云っていた「山の神」か?
建物はすごく質素な小屋だが、常緑樹の林の中にあるため、風化を免れているようだった。
拝殿の内部。
凸型拝殿で、出っ張りの部分に本殿が祀られている。
本殿は小さな木造の祠だが下部が石垣のような石積みになっていた。
本殿の覆屋を外からみたところ。
境内には水盤が転がっていた。
事代主神社で見たものと似ている。
この大北集落にはその後も1回訪れたのだが、この集落の背後の山頂にある神社「伊笠神社」には結局行かずじまいだった。
吉野川北岸の阿讃山脈のいくつかの山頂には神社があって、それらはネットワークのようなものを感じさせる。たとえば狼煙場とか信号所のようなものだったのでは、などと想像してしまう。すべて巡ってみるべきだったと今にして思う。
(2005年02月20日訪問)