滝山寺・本堂

薬師堂の本堂、東照宮が重文。岡崎市きっての名刹。

(愛知県岡崎市滝町山籠)

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滝山寺。

奈良時代の創建、平安時代に中興されたと伝える、本当に古い名刹。

写真はその本坊への入口付近の様子。

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境内は以下のようになっている。

左下の駐車場に車を置き、本堂、東照宮、本坊、観音堂と、時計回りに巡って駐車場に戻るというパターンで参詣することにする。

時間が押してきているときに、時間のかかる拝観となってしまうが、しかたがない。拝観はなるだけ簡単にすませることにする。

以前にも2度来たことがある寺なのだ。

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本堂は、檜皮葺き、寄棟造の薬師堂なのだが、屋根の葺き替え工事中だった。

宮大工が話しかけてきたので、工費を聞いてみた。

逆に「いくらだと思う?」と聞かれたので、「1億くらい?」と答えてみた。

もっとかかるということだった。

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本堂の前には単層の鐘堂。

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本堂の裏には日枝神社。

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日枝神社の左側には稲荷社。その奥の方には水体薬師というものがあったみたいだが、行かなかった。

以前に訪問したときにはその当時付きあっていた女性が一緒だった。普段はそんなに積極的に寺参りをするような人ではなかったが、なぜかここでだけは、帰ろうとする私を叱咤して、全部の堂を見ようと言って奥の方へと分け入って行ったのを思い出した。でも水体薬師というのがどんなものだったかは覚えていない。覚えていないくらいだから行かなくてもかまわないのだろう。

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本堂の右側には滝山東照宮がある。久能山、日光とならぶ三大東照宮と主張している。

国重文で、拝観時間内であれば、拝観料を払うと拝殿の中に入れたはずだ。

今日はもう拝観時間が終わっていた。

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極彩の程度は、ぼちぼちといったところか。

三大東照宮というのは、いろいろなところが主張しているが、久能山、日光まではいいとして、三つ目はかなり地味になってしまう。

でも一応、国重文。

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東照宮本殿。

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山を下りてくると本坊と宝物館がある。

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本坊の山門。

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駐車場へ戻る途中にある観音堂。

案内板では観音堂だが、実際は元三大師堂だった。

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元三大師堂(観音堂)の横にある地蔵堂。

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いよいよ、空が暗くなってきた。

今日はあと1寺、行ってみたいと思っているのだが、かなり厳しい時間帯である。

ところで、このあたりの火の見櫓は屋根がついていないものが多いようだ。(などと、悠長なことを言っている場合ではないのだ。)

(2002年02月11日訪問)

民俗小事典死と葬送

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新谷 尚紀 (編集), 関沢 まゆみ (編集)

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