菅原神社

本殿は江戸中期の極彩建築。

(群馬県富岡市妙義町菅原)

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菅原町稚蚕共同飼育所は、菅原神社の境内に建っていたわけで、飼育所をみたあと神社に参詣することにした。

また石段が続く。

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石段を登りきったところに八脚門が見えてきた。

想像していたよりかなり大きそうな神社だ。

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境内に行くと、自主製作映画の撮影が行われていた。

追われて怪我をした侍が神社に隠れているというような場面であろうか。

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八脚門を後ろかみたところ。

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水盤舎。

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拝殿(右側)と神楽殿(左側)。

神楽殿の位置がちょっと不自然だが、建物がよく整っていて、群馬県の神社としては立派な部類といっていいだろう。

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本殿は三間社流造、極彩色で町指定文化財。

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妻飾りは、二重虹梁+蟇股で、大虹梁のところが二手先、二重虹梁のところで出組み、全体では三手先の組み物になっていて、結構豪華。

本殿の壁面も透かし彫り。

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妙義神社の極彩色は立派だが、その麓にこんな神社があるなんて知らなかった。

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神楽殿は三方吹き放ち。屋根が大きくてちょっと重苦しい印象の建物だ。

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護符売り場。

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境内で養蚕火鉢を見つけた。

以前だったらこれが何だかわからなかっただろうが、いまはたとえ神社に置かれていてもこれが養蚕の用具だとはっきりと断定できる。

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末社の中にも養蚕火鉢がころがっていた。

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社務所だろうか。

妻入りでどことなく長野県の本棟造りを思わせる建物だ。

右側の小さな小屋は護符売り場ではないかと思う。

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境内の末社。

(2008年05月03日訪問)

図解/古建築入門: 日本建築はどう造られているか

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西 和夫 (著)

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寺院建築の架構が最も理解しやすく書かれている本だと思います。