水輪は取り外されているが、軸は残っており、このことから内部にはまだ水車小屋の構造が残っているのではないかと思われる。
水の掛け方は下掛け。
用途はおそらくコンニャクの製粉ではなかったか。
人家の庭にあり、人もいなかったので外から見るだけにした。コンニャクの製粉水車がどのような構造なのか、実物を見たことがないので、いつか見てみたいものだ。
すぐ上流の堰から取水して、水路で導水していた。このように水量の多い場所では下掛けの水車が可能になる。
確認はできなかったが、以前に紹介した跡倉の二連水車もこの同じ水路に掛けられているのではないだろうか。
(2011年07月09日訪問)