吉井町側から牛伏山を回り込んだ行き止まりの集落は大澤なのだが、そこからさらに細い山道を南へ進むと、峠を越えて日野の谷に入ることができる。
途中の峠道からは牛伏山頂の展望台がよく見える。
井戸には覆い屋がついているが、鍵はかかっておらず、自由に内部を見学することができる。
岩の割れ目からきれいな水が湧き出している。
水道の施設ができるまでは、各家はこの井戸で水汲みして台所の桶に移すのが日課だった時代もあったのだろう。
その集落も、いまでは限界集落に近づきつつある。
この家は空家のように見える。自分が都会人でそれなりの稼ぎがあって、週末の田舎暮らしをするなら、こんなところに家を買ってみたいと思うような場所だった。
(2009年04月30日訪問)