
ドンタミ川の河畔に見えるのっぽの大仏。
この大仏へ行こうとして河畔の道を進んだが、水没していて先へは進めなかった。

一度、国道まで戻り、別の道へ入ってみた。
どうやらこの道で当たりみたいだ。

途中に鉄道のタトン・パアン線の踏み切りがある。

レールの状態。
このあたりはきれいになっているが、カレン州側には橋が落ちているところもあるので、列車は試験的にも走っていないはずだ。

途中に池があり、シンウーパゴの浮御堂があった。子どもたちがお堂から釣りをしている。
お寺で釣りしたら、たぶんダメ。

山門に到着。

境内には若い修行僧のほか、子どもたちが何人かいた。
このお寺に住んでいるのかもしれない。

境内に入って最初にあったのは五比丘堂。

狭い石段を登ってゆく。

講堂と思われる建物があった。

講堂の中ではたくさんの人たちがごろ寝中。

尼僧の僧房があった。
この寺は、男女の両方の修行僧を受入れできるようだ。

大仏が見えてきた。
立像なのだが、妙に身体が薄く凹凸も少ない。国道側からみると細い煙突みたいにみえる。

大仏は丘の西側斜面に西向きに立っている。高さは12mくらいあるだろうか。首の感じがレゴブロックの人形、ミニフィグを思わせる。
周りにはたくさんの仏が並んでいる。千体には遠く及ばないが50体くらいはありそう。楽しい空間だ。

斜面には通路がなく、斜度もあるので歩きにくい。もしかしたら歩く場所ではないのかもしれない。というのも、実は講堂に立ち寄ったとき修行僧が出てきて境内を案内してくれることになったのだが、大仏に向かってダッシュしようとする私を引き止めて「そっちは道じゃないよ」というような事を言ったのだ。

これらの写真は修行僧と別れて、自分たちで自由に境内を散策した時に撮ったもの。

大仏の裏側には通路があり、白い小さな仏塔が並ぶ。

実物大くらいはあるゾウ。

舟に乗っている人たち。手前の一人は船頭だろう。

修行僧に連れられて、パゴダにも参詣した。

パゴダには4方に礼拝所が接続している。

パゴダは基壇と下部が四角形で、上部は円平面。

案内してやるよ、と言ったわりには、あまり丁寧に説明してくれない修行僧。
英語が苦手なのかな。まあこっちも英語はダメなのでかまわないのだけれど。結局勝手に見て回るのと変わらないことになっていた。

パゴダ周辺のお堂でも修行僧がごろ寝中。

鐘つき柱。

周辺の小型パゴダ。
床は市松模様に配置されたタイルがきれいだ。

タコンタイ(石柱)。てっぺんにはオシドリ。

シンウーパゴ堂。
周りにはドラゴンがまとわりついている。シンウーパゴとドラゴンが組み合わせは初見かもしれない。

丘の下には丸石に乗った小さなパゴダがあった。ゴールデンロックのミニチュアだろうか。

コブラ光背の仏陀。

シンティワリ堂。
夜叉みたいなのが足下にかしずいている。

夜叉みたいな人の顔には入れ墨があり、パイナップルを差し出していた。これはシンティワリの何らかの故事を再現したものなのか。

丘の裏手には僧房か学校と思われる建物が見えた。
山門付近にいた子どもたちはここの子供なのだろう。

途中からパラパラと降っていた雨が本格的な降りになってきた。
村まで移動することもできず、山門の近くにあったお堂で子どもたちと一緒に雨宿りすることになった。
(2014年07月26日訪問)