寺町散策のつづき。
山門(神門)があり、どことなく寺のような風情だ。
若一王子は神仏習合の思想の中に現れる神の名前なので寺っぽいのだろうか。
山門は袖塀つきの薬医門。
本瓦葺きで漆喰で真っ白に見える。
石柱の後ろを見てみたら、「征露二年」というような年号の表示があった。
明治の人々にとって戦争は祭りだったのだろう。たとえば一部のインテリが戦争に反対しても、市井の人々などはメディアが煽れば簡単にお祭りムードになってしまうのだろうというのは、わかる。
山門を入って右側に社務所。
正面には拝殿。
境内にはクスノキがある。四国の神社の境内には大きなクスノキが多い。
拝殿の屋根は本瓦葺きで漆喰がきれい。
本殿は春日造り。
少し高くなっていて、拝殿からは石の間を通して完全につながっている。
末社の多賀神社。
境内はこんな感じ。
裏門の薬医門。
この神社には2つの門があることになる。
裏門の意匠は和洋。
大瓶束のヒレが御幣のような形をしていた。
(2003年04月27日訪問)