築地塀に囲まれた落ち着きのある寺があった。真行寺だ。境内にある大銀杏が目立つ。
真行寺のあたりは、どことなく武家屋敷街だったのではないかという雰囲気を感じる。真行寺の南の道を境に、北側は下級武士、南側は上級武士の屋敷があったのではと思わせる景観だ。
調べて言っているわけではないので違っているかもしれないが・・・。
山門は薬医門。
境内に入ると左側に鐘堂。
たくさんのソテツとイチョウの大木がある。
後面は本堂。
向拝柱は新しいが、建物自体は新築ではない。
このように本堂の周囲にぬれ縁があるのは浄土真宗の本堂形式の特徴だ。
本堂の右側には玄関と庫裏。
ほかに本堂の裏手に鶴と亀をモチーフとした遠州式庭園があるという。
この寺は、高松沖にある女木島と男木島の島民のほとんどが檀家なのだという。
写真は女木島。このあと利用したフェリーから撮ったもの。宇高フェリーの航路は女木島をかすめるように通っていくのだ。
(2003年04月27日訪問)