再び勝山町のほうへ戻ってきた。向かったのは
実はこの滝の近くに、「神庭鬼の穴」という鍾乳洞があったのだ。さきほど訪れた鍾乳洞は「神代鬼の穴」で、名前が似ているため下調べの段階で、混同してしまっていた。きょうの行程からしたら、先にこちらを見てから神代のほうへ行くべきだった。
まあ、こういうことも現地に来てみなければわからないことなので仕方がない。
滝の周辺には何軒かの茶屋があり、かなりの観光地の雰囲気がある。
駐車場は無料なのがうれしい。
神庭の滝へ向かう途中、玉垂れの滝という小さな滝がある。
滝と言っていいか微妙な湧き水で、大げさに言えば富士山麓の白糸の滝が小さくなったような滝だった。
途中、入場料のゲートがあり300円を徴収される。
駐車場から遊歩道を10分ほど歩くと、神庭の滝へと到着。
高さは110mあるといい、非常に立派な滝なのだが、滝つぼへ行くことはできず、ちょっと遠くから眺めるだけ。
この滝には、野生のニホンザルが住み着いている。
現在は餌を与えていないということだが、おそらく昭和の時代には餌付けされていたのだろうと思う。
とても人に慣れていて、穏便な感じの群れだ。
かなり人に近づいてくる。
これまでに何ヶ所かのニホンザルの見学地を見たことがあるが、これほど近くで安心感をもって見られる場所は初めてだ。
滝の入場料を取るというのは、正直どうかと思ったが、サル園の入場料と思えばまあ納得はできる。
(2003年05月01日訪問)