このあたりは鳴門市でももっともコアな古い町並み地帯で、なかなかクルマを停める場所がないのだが、この公園は児童館の送り迎えのための父兄の駐車場も兼ねているので公園の内部までクルマで乗り入れることができる。
既知の台としては滑り台保存館#148がもっとも近いように見えるが、滑り出し部のグリップの形状が異なる。
このようなタイプを滑り台保存館では「富士型」と呼んでいる。
滑降面はステンレス。
デッキのタイプは「アーチデッキ」。
だが、滑降部裏面の構造は今までに見たことのないものだ。
3色に分かれていることから、単なる構造材ではなく、もともとの滑降面を構成していた素材なのではないかと想像できる。
公園には他にブランコ、チェーンクライム、ラダークライム系の遊具があった。
特にチェーンクライム複合遊具は平面的ながらも、いろいろな登り方ができて楽しそう。
だが、回りには綱が張られていて、暗に遊ぶことが禁止されているようだ。理由はわからない。中央の鎖のネットで指を挟んで血マメを作った子でもいたのかだろうか。現代では一度でも危険のらく印を押された遊具は、もう二度と子供たちに遊んでもらえることはないのだ‥‥。
ブランコはサドル部分がタイヤでできている。面白そうだが、たぶん遊びにくいだけだと思われる。
(2003年09月13日訪問)