板野町にある謎の遊園地の廃虚「
板野町の図書館を訪れれたときに偶然にこの公園を知った。
同じ板野町にあるあすたむらんどが開業する以前に、遊園地として機能していた場所ではないかと想像される。遊園地は廃止されたあと、遊具だけが取り残されたのだろう。
「どうぶつえん」というアトラクション。かつては実際に動物が飼育されていたのかもしれない。
いまはいろいろなライドが並べてあるだけ。広いわりに子どもがほとんど遊んでいないため、とても不気味な光景に映る。
特に不気味な感じなのがこのメリーゴーランド。屋根のテントがなくなって骨組みだけになっているので、廃虚感がすごい。
この広場には、2つ上の写真にある「フラワーカップ」という乗物もあるのだが、どちらもかなり小規模だ。
「白雪姫と7人の小人」の音楽アトラクション。
「ボタンを押すとメロディーが鳴ります」とあったので押してみたが、当然鳴らなかった。そもそも雨風が当たる場所に設置するようなボタンか、これ。
黒:どうよう、緑:クラシック、赤:メルヘンとなっていた。
汽車と旅客機の滑り台。
こちらは遊んでいる子どもがいた。やはり滑り台人気は定番なのだ。
汽車は後ろ側が滑り台になっている。
旅客機も時代を感じさせる。
タラップが左右にあるのは、滑り台の構造を安定させるためだ。
やはり背後が滑降部になっている。
この滑降部と左右のタラップの3点で飛行機を支えている。
普通の遊具もあった。
恐竜のライド。
名前は「イタノザウルス」。別に板野町で恐竜の化石が発見されたというわけではない。単なる遊具のネーミングだ。
子どもが背骨を登って遊んでいた。登りたくなってしまうのもわかる!
成層火山型滑り台。
恐竜と同時期に作られたものだ。
恐竜というととりあえず活火山が噴火してる、みたいなチープなイメージを体現した遊具。
内部は空洞になっていて、噴火口に上ることができる。
でもそんな面倒くさいことをせず、子どもたちは山の斜面を駆け上がっていた。
それはそれでいいのだろう。
材質は樹脂製、ポリエチレンか?
ほかにもユニット型の遊具があった。
結局子どもたちが遊んでいたのは滑り台だけ。
駐車場の近くには芝生滑りゲレンデもあった。
この公園の一部は、廃虚物件として充分通用するレベルに育ちつつある。ぜひいまのまま残してほしいものだ。
(2007年12月02日訪問)