普賢寺・本坊

雪舟作庭と伝える枯山水がある。

(山口県光市室積8丁目)

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先ほどみた普賢寺・普賢堂から水路を渡った南隣りに普賢寺の本坊がある。

こちらだけで独立した寺の風情で、ぼんやりしていたら別の寺に来てしまったのかと思うほどだ。

山門は薬医門が並列で2つある。

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奥側にある薬医門は朱塗りで門扉を閉ざしている。勅使門的なもので、特別な賓客しか通さない門なのだろう。

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山門を入って正面は庫裏。

その左側に玄関があり、さらにその左側には方丈がある。

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方丈。

庫裏も方丈も屋根を二層に葺いてあるのが特徴。

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この書院の奥に枯山水の庭園がある。拝観料は100円。

庭の奥に3つの岩を用いて滝を表わし、手前を池に見立ててある。シンプルだが力強い表現の庭園だと思う。

雪舟の作庭という伝説があるそうで、そういわれればそうかなとも思えてくる庭だ。

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中国地方をめぐる旅では、2001年に円満寺というお寺でも雪舟の作庭の伝説をもつ庭を見た。

(2003年09月03日訪問)