東側には東司がある。
境内はとっても狭く、建物の軒も低いので、全体的に息苦しい感じのお堂だ。
やはり本堂は戸締まりされていて中は見えなかった。本尊は役行者(神変大菩薩)だという。
小豆島八十八ヶ所はかつては神社も札所だった時代がある。ここも修験道だからギリギリ仏教といったところだ。でも四国霊場にしても小豆島霊場にしても、修験道的な要素は抜きには考えられない。
ここにも回向柱があるが、軒の低さがよくわかるだろう。
小さな寂しいお堂だが、お遍路さんにとっては自分の修行が達成される場所になるのだから、ここはきっと感慨深い風景として記憶されるのだろう。
わたしも徒歩での参拝はここまでとして、宝生院へ戻ることにしよう。
(2007年10月08日訪問)