
きょうはあやしい城の写真を撮りに来たけれどあまり成果もなく、神社ばかり見ている・・・。
でも時刻はもう17時をすぎて、これで最後の神社になりそう。
国道192号線を東から川島町に入るとき、道の右側に鎮守の森がある。八坂神社だ。
だがこの神社は国道側には玉垣があるだけで入口はない。

国道はJR徳島線越えるために作られたバイパス部分で、旧道は現在より北を通っているのだ。
そして神社の参道は当然、旧道側にあるため、国道には入口がないのである。

こちらが八坂神社の本来の参道入口。
参道は北面していて神社の社殿も北面している。きょう見た神社は北面している神社が多かった。
参道の入口はちょうど踏切のところに掛かっている。
もちろん鉄道が開通する以前から神社はあったわけだから、参道が線路に遮られたということだろう。

鳥居かなり年季が入った木製の両部鳥居で、最近、赤く塗り直されてとっても鮮やか。
そして参道の石畳も新調されたようで、阿波の青石が雨に濡れてきれいだった。

参道を進んでいく。

参道途中の石灯籠の裏に百度石を発見。

続いて、社務所。
とっても地味な社務所だな。
参道の修繕のほうを優先するあたり、大切にされている神様なのだろう。

拝殿は切妻平入り。
悪天候だしうっそうとした鎮守の森なので、写真を撮るのがやっとだ。

拝殿は凸型で、その背後に別棟の幣殿、本殿と繋がっていた。
本殿は幣殿の軒の高さに上げてある。幣殿から見ると、見上げる高さになり、神々しさが演出されるのだろう。
(2003年01月01日訪問)